専門用語一覧 ( E〜I )
【E〜】
エコシステム(Ecosystem)
-暗号資産を基盤とした、その資産を利用する人々、サービス、アプリケーションなどが互いに連携し、新たな価値を創出する経済圏のことです。簡単に言うと、特定暗号資産を共有することで成り立つ、新たな社会や経済の仕組みのことです。
DAOが関与するプロジェクトやコミュニティの全体。DAO自体やそのガバナンストークンを利用するプロジェクトも含まれます。
エネルギー効率(Energy Efficiency)
-暗号資産のマイニングや取引処理を行う際に消費されるエネルギーを効率的に活用できているかを示す指標です。特定のアルゴリズムやネットワーク構造によって、消費エネルギーの効率が大きく異なってきます。
イーサリアム(Ethereum)
- スマートコントラクトを実行できるプラットフォームの一つで、DAppsやNFTの基盤として広く使用されています。
エクスチェンジ(Exchange)
- 暗号資産の売買を行うプラットフォーム。中央集権型の取引所(CEX)や分散型取引所(DEX)があります。
【F〜】
ファンデルタ (Fan Delta)
-ファンデルタは、オプション取引におけるデルタを指し、原資産価格の変動に対するオプション価格の変動率を表す指標です。このデルタの値は、オプション取引のリスク評価やデルタニュートラル戦略など、様々な場面で活用されています。
FOMO(Fear of Missing Out)
- "取り残されることへの恐怖"を理由に、投資家が急いで取引を行う心理状態。
フィー(Fee)
-暗号資産取引所で取引を行う際にかかる手数料また、暗号資産の取引や送金、その他のブロックチェーン上の操作をする際に発生する手数料のことです。
一般的には取引額の一定割合や固定額として徴収されます。
フォーク(Fork)
-ブロックチェーンの運用ルールを変更したり、ブロックチェーン自体が分岐したりする現象です。大きく分けて、ソフトフォークとハードフォークの2種類があり、前者は互換性がない新しいチェーンを生成します。
FUD(Fear, Uncertainty, Doubt)
- "恐れ、不確実性、不安"を伴った情報。ネガティブな噂や誤情報を流して市場の信頼を損なう行為です。
【G〜】
ガス代(Gas Fee)
-主にイーサリアムネットワーク上で取引を行う際に発生する手数料を指します。これは、ブロックチェーン上で取引を記録し、ネットワークのセキュリティを維持するために必要なコストです. ガス代は、マイナー(取引を承認するネットワーク参加者)への報酬として支払われます。
イーサリアムネットワーク上でのトランザクションやスマートコントラクトの実行にかかる手数料。また、NFTを作成、購入、販売する際に発生します。
ガバナンストークン(Governance Token)
-保有者がDAO(分散型自立組織)やプロジェクトの運営方針決定に影響を与えられる権利を持つトークンのことです。ガバナンストークン保有者は投票権を持ち、組織の将来的な方向性を決める意思決定に参加できます。
【H〜】
ハードキャップ(Hard Cap)
- プロジェクトが発行するトークンの最大数
(調達できる資金の上限額)を指します。これを超えた発行は行われません。
ハードフォーク(Hard Fork):
-暗号通貨の改良や新しい機能の追加など、様々な目的でのアップグレードによって、ブロックチェーンの仕様を永久的に変更する、つまり、新しいルールやコードを導入するプロセスを指します。
この結果、元のブロックチェーンと互換性のない新しい暗号資産が誕生することがあります。
ハードウェアウォレット(Hardware Wallet)
-暗号資産の秘密鍵をオフラインで安全に保護する物理的なデバイス型のウォレット(財布)のことです。USBメモリのような形状で、インターネットに接続できないため(オフラインの状態)、ハッキングのリスクを大幅に減らすことができます。
ハッシュ(Hash)
- 特定のデータを一方向の計算で変換して得られる、固定長のデータのことで、暗号資産の取引やブロックチェーンの仕組みにおいて重要な役割を担っています。ハッシュ化されたデータは、元のデータを復元することがほぼ不可能であり、データの改ざんや整合性の確認に用いられます。
ホットウォレット(Hot Wallet)
-暗号資産をインターネットに接続された状態で保管するタイプのウォレットのことです。取引所が提供するウォレットや、スマホアプリのウォレット、などがこれに該当します。
取引のスピードが速く便利ですが、ハッキングのリスクが高いとされます。
【I〜】
ICO(Initial Coin Offering)
-Initial Coin Offering(新規暗号資産公開)の略で、企業が独自の暗号資産(トークン)を発行し、それを投資家から購入してもらうことで資金調達を行う方法です。株式の新規上場(IPO)を暗号資産で行うようなものです。
IEO(Initial Exchange Offering)
- Initial Exchange Offeringの略で、仮想通貨の発行体が取引所を介して新規発行した仮想通貨を先行販売する資金調達方法のことです。ICO(Initial Coin Offering)と比べて、取引所が審査や販売を担うため、投資家にとって一定の信頼性があるとされています。
インセンティブ(Incentive)
-ブロックチェーンネットワークへの貢献や参加に対して報酬が与えられる仕組みです。これは、トランザクションの検証、計算能力の提供、価値あるコンテンツの生成など、さまざまな活動に対して、ユーザーや開発者、マイナーなどを動機付け、ネットワーク全体を活性化させるために用いられます。
レンディングを行うことによって得られる報酬。プラットフォームによっては、特別な利率やトークンなどが提供されることがあります。
利息(Interest)
- 暗号通貨を貸し出すことにより貸し手が受け取る報酬。通常は年率(APR)または実効年率(APY)で表示されます。