専門用語一覧 ( A〜D )
【A〜】
アドレス(Address)
- ブロックチェーン上で資産を送受信する際に利用する英数字からなら文字列です。 ※銀行口座の口座番号のようなものにあたります。 また、それぞれの暗号資産ごとに専用の預入用アドレスがあります。
また、ユーザーのウォレットに関連付けられています。
アルトコイン(Altcoin)
- ビットコイン以外の全ての暗号資産を指す用語これは、「Alternative Coin(オルタナティブコイン)」の略で、「代替コイン」という意味です。その種類は数万に上ると言われています。
また、ビットコインの欠点を補う、また、機能的な違いを強調するために開発された暗号資産を指します。
アルトコインの例:イーサリアム (ETH)リップル (XRP)ライトコイン (LTC)ビットコインキャッシュ (BCH)その他、様々なアルトコインが存在します
アービトラージ(Arbitrage)
仮想通貨取引におけるアービトラージ(裁定取引)とは、同一の仮想通貨を取り扱う仮想通貨取引所の間で生じた価格差を活かして売買をおこない、利ざや(相場の価格差によって生じる利益のこと、マージンともいう)を取る取引手法のことで、「さや取り」とも呼ばれる。
アーティストロイヤリティ(Artist Royalty)
- 暗号資産におけるアーティストロイヤリティとは、NFT(Non-Fungible Token)などのデジタル作品が売買される度に、その作品の制作者(アーティスト)に対して支払われる手数料のことです
API(Application Programming Interface)
暗号資産API (Application Programming Interface) とは、暗号資産取引所や関連サービスと連携するためのインターフェースの仕様です。これを利用することで、プログラミング言語を使って取引の自動化や市場情報の取得など、様々な機能が利用できるようになります
APR(Annual Percentage Rate)
- 年間利率。年間で得られる利息または収益の単純な率を表し
APY(Annual Percentage Yield)
- ステーキングなどによる年間利回りを示す指標
複利を考慮して年間で得られる実効収益率です。
ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)
- マイニング専用に設計された集積回路。
従来のCPUやGPUよりもマイニングの効率が高いため、近年注目されています。ASICはマイニング専用のデバイスであり、他の用途には使用できません。
特定の暗号資産に対して効率的に動作します。
オークション(Auction)
-保有しているデジタル資産やトークンまたは、NFTを、最高入札者に対して販売する取引方法です。オークション形式は、イングリッシュオークション、ダッチオークション、封印入札オークションなど、様々なバリエーションがあります。暗号資産取引所やプロジェクトの初期段階で資金調達や販売のために利用されることがあります。
【B〜】
バローイング(Borrowing)
- Borrowing(レンディング)とは、保有している暗号資産を仮想通貨取引所やレンディングサービスを提供する会社に貸し出し、その対価として利息(貸借料)を受け取る仕組みです。簡単に言えば、暗号資産を貸して賃料をもらうというサービスです。
ブロックチェーン(Blockchain)
-暗号資産(仮想通貨)を記録・管理する技術であるブロックチェーンは、暗号技術を用いて取引履歴を分散して記録し、改ざんが非常に困難な仕組みです。ビットコインをはじめとする多くの暗号資産で採用されています。
バウンティ(Bounty)
-特定のタスクを達成した個人やチームに対して、暗号資産やその他の報酬が支払われる仕組みです。また、DAOなどのコミュニティ活動への参加や特定のタスクや目標を達成したメンバーに対しての報酬などが挙げられます。
バウンティの主な目的:コミュニティの活性化:新しいプロジェクトを盛り上げ、開発者やユーザーの参加を促す
ブリッジ(Bridge)
-異なるブロックチェーン間で暗号資産を移動または交換するための仕組み、またはその機能を提供するプロトコルを指します。具体的には、あるブロックチェーン上の暗号資産を別のブロックチェーンに移動させるための「架け橋」のような役割を果たします。
ブロックチェーン間でNFTを移動させる際に、一つのチェーンから別のチェーンに移される際にも、ブリッジが利用されます。
ブロック(Block)
-複数のトランザクションから構成される、一定数のトランザクションの「かたまり」です。
ブロック報酬(Block Reward)
-ブロックチェーン上で新しいブロックが生成された際に、ブロックチェーンの維持・管理に貢献したマイナーやバリデーターに支払われる報酬のことです。新しく発行される暗号資産の一部が、このブロック報酬として割り当てられます。
【C〜】
コールドウォレット(Cold Wallet)
- 暗号資産のコールドウォレットとは、インターネットに接続せずに暗号資産を保管するウォレットのことです。ハッキングのリスクを極力低減できるため、セキュリティを重視するユーザーに人気があります。代表的な種類には、ハードウェアウォレットとペーパーウォレットがあります
担保(Collateral)
- 暗号資産取引やレンディングなどのサービスを利用する際に、保証金として差し入れられる資産のことです。主に、レバレッジ取引やレンディングサービスを利用する場合に、借入額や取引の損失を補うために使用されます
コンセンサスアルゴリズム(Consensus Algorithm)
-ブロックチェーン上で取引を記録し、整合性を確認するための合意形成を行う仕組みです。これは、中央管理者がいない分散型のブロックチェーンにおいて、参加者全員が一致してどの取引を正当とみなすか、という合意を形成するために必要不可欠です。代表的なコンセンサスアルゴリズムには、PoW、PoS、PoIなどが挙げられます.
コミュニティ(Community):
- 特定のプロジェクトに関与するサポーターやホルダーの集まり。強いコミュニティはプロジェクトの成功に寄与することがあります。
暗号資産(Cryptocurrency)
- 暗号技術を使用してセキュリティを確保したデジタル資産。代表的なものにビットコインやイーサリアムがあります。
【D〜】
DAO(Decentralized Autonomous Organization)
- 分散型自律組織のこと。ブロックチェーン技術を使い、中央集権的な管理者なしで運営される組織です。意思決定はメンバーによって行われます。
ダップス (DApps)
ブロックチェーン上でソフトウェアを動作させる仕組み「スマートコントラクト」を応用したものです。 これらはブロックチェーン上で動作する自動化された契約であるスマートコントラクトを核として機能し、データの不変性、透明性、セキュリティを提供します。
デフィ(DeFi, Decentralized Finance)
-DeFi、分散型金融とは、中央集権的(銀行や証券会社など)な金融機関を介さずに、ブロックチェーン上で直接金融サービスを提供するシステムの総称です。従来の金融システムとは異なり、銀行や証券会社といった中央管理者なしに、誰でも参加でき、取引、借入、貸付などの金融サービスが利用できます。
デポジット(Deposit)
- 取引所に資金を預け入れること。これにより取引を行うための残高が利用可能になります。
難易度(Difficulty)
-採掘(マイニング)によってブロックを生成する際の難易度を表す指標です。簡単に言うと、ブロックを生成するために必要な計算(ハッシュ計算)の難しさを示しています。値が低いほど、採掘が難しいことを意味します。
デフォルト(Default)
-主に取引所や貸借サービスなどが債務不履行に陥ることを指します。具体的には、取引所が顧客の資産を返済できなくなった場合や、貸借サービスが借入資産の返済を滞った場合など、資産が正常に管理されなくなった状態を指します。
暗号資産のレンディングにおいて特に重要な概念です。
デリゲート(Delegate)
-自分が保有する暗号資産の投票権や、ネットワークに参加する権利を、他のノードやプロバイダーに委任することです。これにより、自分でノードを運用したり、取引の承認をしたりする手間を省き、代わりに委任した相手がその報酬を得る仕組みとなります。
デジタル署名(Digital Signature):
-公開鍵暗号技術を用いて、電子文書や取引データの真正性(本人性)と完全性(改ざんされていないこと)を証明する仕組みです。これは、暗号資産取引における安全性を高める上で重要な役割を果たします。
ダイナミックフィー(Dynamic Fee)
-取引の混雑状況やブロックチェーンの処理能力に応じて、取引手数料が変動する仕組みです。取引が活発な時には手数料が高くなり、閑散な時には低くなるため、効率的なブロックチェーンの運営を可能にします。
ネットワークの混雑状況に応じて変動する取引手数料。トランザクションの優先度に影響を与えます。
ダイナミックNFT(Dynamic NFT)
-ブロックチェーン技術を活用したデジタル資産のことで、NFTが持つ固有の価値(非代替性)に加え、外部条件(特定のイベント)によってNFTのメタデータ(表示される画像や情報など)を変化させることができる技術です。